TOBされる企業の株を持っている時にやるべきこと
こんにちは、Sayaです。
先日、キリンHD(2503)がファンケル(4921)をTOBするという発表が出ました。
今回は、キリンHDがファンケルを完全子会社化するためで、ヘルスサイエンス事業強化のためとのことです。
この場合、ファンケル株主は、ファンケルが買収されることになるので、基本的に株を手放す必要があります。
株式を売却すればいいだけではあるのですが、いきなりTOBとなるとびっくりしてしまいますよね。(私もその一人です💦)
ということで、TOBされることを知ったら個人株主として何をどうしたら良いか?についてまとめてみました。
TOBって何?TOBされる企業の株を持っている時はどうしたら良いの?と疑問を持つ方の参考になれば幸いです。
そもそもTOBとは?
企業が全部株を買います!という宣言&実施すること
そもそもTOBとは、株式公開買付のことを指します。
英語のTake Over Bidの略だそうです。
上場企業の発行する株式を、通常の市場売買でなく、あらかじめ買い取る「期間」・「株数」・「価格」を提示して、市場外で一括買付すること。
今回のキリンHDによるファンケルのTOBについては、以下のような条件がすでに提示されています。
公開買付期間:2024年6月17日(月)~7月29日(月)
買付株数:82,051,400株
価格:2690円(プレミアム(上乗せ)42.7%)
詳しくはこちらの情報などでまとまっているので、気になる方は確認してくださいね。
TOBというのは、平易にいえば株式全部買うよ〜という企業の宣言・実施といったもの。
今回は完全子会社化のために、キリンHDが100%の株式取得を目指すので、市場に出回っている株式を買いますと言っているということですね。
この株式買付によってファンケルは上場廃止となるので、株主としては、キリンHDに株式を売るということになります。
TOBされる側の株を持っている株主のすること
株式を売却する方法は主に2つ
株式を売却する方法は、基本的には以下の2つです。
- 市場で売却する
- 指定の証券会社でキリンHDの公開買付に申し込む
ただ、自分自身で売買手続きをしなければならないので、日頃市場を見ていないと上手に売却できない場合もあります。
もしキリンHDの公開買付を受け入れる(プレミアム価格ぴったりで売却するのを良しとする)というなら、指定されている証券会社での手続きが必要になります。
今回は、野村證券が公開買付代理人なので、公開買付に申し込む場合は以下の手続きが必要です。
- 野村證券に口座開設をする
- 野村證券に株式を移管する
- TOBに申し込む
ま、多くの人は市場で売却の方が多いのではないかな、という印象です。
(ちなみに私も今回の件を受けて、市場で売却しました😌)
買付日までに売らずに株式を保有した場合どうなる?
売らないと面倒くさいことに…
いきなりTOBします!株式買うんで、公開買付に応じるか、市場で売ってねと言われても、急には動けないという人もいますよね。
期間が設定されていて、今回も1ヶ月あまり期間が設定されているので、行動は起こせると思いますが、公開買付に応じない場合どうなるか?も気になるところ。
公開買付に応じず、保有銘柄が上場廃止となると、簡単にいうと発行会社等から強制的に取得されることになります。
元の株主には対価として金銭が支払われますが、上場廃止後2〜3ヶ月後になるなどデメリットもあるので、基本的には公開買付に応じるか、市場で売却するのが良さそうです☺️
TOBは突然発表されることも多々あり、個人投資家としては、売りたくない時に売ることになる場合もあります。
ただ、どうすれば良いのか?が分かっていれば、焦ることなく対処できると思うので、TOBが発表された時にどうすれば良いか?は知っておいて損はないのではないでしょうか。
私も最初はびっくりしてしまいましたが、ファンケルからは利益も得られたので今回は良しとしようと思います。
(次は何を買おうかな?w)
日々、適切に投資判断&行動をしたいものですね😃
ポチッと応援してもらえると嬉しいです♪
ブログ収益は子どものミルクとオムツ代にしたいです。



このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。