「老後資金はいくら必要なのか」と考えると、つい預金額や投資額に目が向きます。もちろん、お金は大切ですよね。年金だけでは足りない生活費、医療費、介護費、住まいの修繕費などに備えるためには、現金や資産が必要になります。
それは大前提として。ただ、2040年を見据えると、備えるべきものはお金だけではないのかな〜と思うこともしばしば。(40代の私にとって2040年頃に老後が見えてくるので、今回は2040年を目安にしています。)
というのも、人口減少、高齢化、単身世帯の増加が同時に進む社会では、困ったときに誰に相談するのか、日々の生活をどう支えるのかという問題も身近になってくるんじゃないかな〜って思うんですよね😌
将来を必要以上に怖がることはないかもしれませんが、自分らしく暮らし続けるために。公的機関の推計を手がかりに、2040年の日本と、今からできる備えを考えてみます。
来るべき現実を見つめながら、しっかりと資産形成を行なっていきたいところですね✨
2040年の日本では単身世帯が当たり前に
人口減少×高齢化×単身世帯の増加

そもそも、2040年の日本では、「一人で暮らすこと」は特別な生き方ではなく、社会の大きな前提の一つになっている可能性があります。「おひとりさま」という言葉も定着しましたけれど、結局死ぬ時、人は一人で死んでいくのは変わりませんしね😅
内閣府の資料では、単身世帯は2040年に全世帯の約4割に達する見込みとされています。総人口が減っていくなかでも、一人暮らしや夫婦のみの少人数世帯が増えるため、世帯数はすぐには減らない。とはいえ、もう核家族なんていうものが珍しくなる時期も迫ってきているということですね。

参考にした資料元はこちら。
単身世帯の増加は、若い世代が一人暮らしを選ぶことだけで起きるわけではありません。未婚化・晩婚化、離別、配偶者との死別、子どもとの別居など、さまざまな事情を抱えた世帯が増えるということでもあるわけで。
2040年になれば、人口減少の中で、高齢化も進む上で、さらには世帯の小規模化が同時に進むということを理解しておくべきということですね。
また、国立社会保障・人口問題研究所は、出生・死亡・国際人口移動の実績をもとに仮定を置き、将来の人口規模と年齢構成を推計しています。
2040年問題としてこちらの記事などで詳しく解説されています。
おおまかにいえば、2040年には日本の約3人に1人が65歳以上となる社会です。研究によっては2070年には高齢化率が38%にも至るという話も。そして、高齢世帯でありかつ、一人暮らしの割合が高まります。国立社会保障・人口問題研究所の世帯推計によると、世帯主が65歳以上の世帯に占める単独世帯の割合は、2015年の32.6%から2040年には40.0%へ上昇する見通しとのこと。
わざわざ選択をしなくても「おひとりさまになる」ことは珍しくなくなりそうですね😌
これからの社会で起こりそうなこと
お金だけでは解決できない課題も?

人口が減るだけでなく、高齢×単身世帯が増える社会では、これまで家族や地域が担ってきた役割を、誰がどのように支えるのかが大きな課題になります。
高齢者の一人暮らしが増えても、それ自体が問題というわけではありません。一人で自由に暮らすことを望む人もいますし、便利なサービスや見守りの仕組みがあれば、自立した生活を長く続けられる場合も。
ただし、病気やけが、認知機能の低下、災害、入院、介護などの非常時には、日常の支援や意思決定を担う人が必要になることがありますよね。しかもそれが長期にわたる可能性もあります。
そこでお金があれば、家事代行、配食、タクシー、見守りサービス、有料老人ホームなど、選べるサービスは増えるかもしれません。しかし、例えば、入院や介護が必要になったときに誰へ連絡するか、緊急時に自宅の鍵をどうするか、認知症などで判断が難しくなった場合に誰が意思をくみ取るか、といったお金で解決しづらい問題も顕在化する可能性も…
単身で暮らす期間が長くなるほど、こうした準備の重要性は高まりますし、とにかく人手不足は全業界で進むわけですから、サービスを利用する人が増える一方、支える人が減ることも踏まえて準備をしなければいけないっていうのは結構しんどいかもしれません💦
見方を変えれば、単身世帯の増加は、消費の形も変えます。一人暮らしの高齢者に合った商品やサービスの必要性は高まっていくかもしれませんね✨
お金+αの今からできる備えについて
老後に必要となる真の資産とは?

将来への備えというと、NISAやiDeCo、年金、貯蓄といった金融面が中心になりがちじゃないですか?それらはやはり重要ではありますが、2040年の社会を考えるなら、「お金を使って選択肢を持つこと」だけでなく、「お金だけに頼らない土台をつくること」も大事そうですよね😅
たとえ今結婚していても、配偶者とは死別や離別するかもしれませんし。(特に女性は可能性が高い)子どもは独立するし、20歳で産んでいたら、自分が90歳の時に子どもは70歳、子どもに先立たれることだって大いにありうるわけですよね😇
だからこそ、「私は一人暮らしではないから関係ない」と考えるのではなく、誰にとっても起こりうる暮らし方の一つとして備える意味があります。老後の資産は、預貯金や投資信託などの金融資産だけではないことは十分にわかってもらえたのではないでしょうか。
安心して暮らし続けるためには、次のような「お金+α」の資産も大切です。
例えばですが、以下のようなものが挙げられるかもしれません。
生活防衛資金
収入が減ったとき、病気や家電の故障などの急な出費があったときに、投資を取り崩さず対応できる現金です。まずは家計に合った生活防衛資金を確保し、そのうえで長期資金を運用する順序が安心につながります。
住まいという資産
持ち家か賃貸かに正解はありません。ただし、高齢になってからも暮らしやすいか、医療・買い物・交通へのアクセスはどうか、住宅費を払い続けられるかは早めに考えておきたい点です。
健康という資産
健康は、医療費の問題だけでなく、働く力、移動する力、人と会う力、自分で選ぶ力につながります。定期健診、運動、食事、睡眠、歯のケアを「将来の生活を支える投資」と考えることもできます。
人とのつながりという資産
家族だけでなく、友人、近所の人、趣味の仲間、職場や地域のつながりは、困ったときの相談先になり得ます。深く広い人間関係でなくても、「たまに連絡を取れる相手」がいることには大きな意味があるかも。
情報と手続きの整理
保険、年金、銀行口座、証券口座、住宅、連絡先、医療や介護への希望を、信頼できる人が分かる形にしておくことも備えです。デジタル化が進むほど、ID・パスワードや契約情報の管理も重要になります。混乱しない程度にわかりやすい管理方法を早くから導入しておくといいかもしれないですね。
助けを求める力
すべてを一人で抱え込まないことも、これからの時代の大切な資産かもしれません。地域包括支援センター、自治体の相談窓口、社会福祉協議会、医療機関、司法書士やファイナンシャルプランナーなど、状況に応じて専門家や公的な支援につながる選択肢を知っておくと安心。また、公的な支援につなげてくれそうな人たちともつながるとより安心かもですね😌
2040年の日本は、人口減少や高齢化という数字だけで語ると、不安な未来に見えるかもしれません。でも、まず単身で暮らすこと自体は不幸でも失敗でもないですからね。
ただ、最期の時まで自分らしく幸せに過ごすなら、やっぱり老後資金をただ増やすことだけでは難しそうではあります。終わりよければすべてよしな状況にするためにも、お金ばっかり追いかけない生活はしたいところですね。
お金は大切な備えです。私は一人が楽しいタイプなので、その点で単身暮らしはそんなに問題ないですが、「必要なときには誰かとつながれる」がちょっと弱そうなので、その時その時で必要な人とつながれる、そういった身軽さなども身につけたいな、なんて思いながら過ごす今日この頃なのでした✨












