死後どうなるかについて考えてみる

2024/07/16 07:00

こんにちは、Sayaです。
実は、部類の自己啓発本好きです😁

よく自己啓発本を読んでいると、自分が死んだ時を想像し、そこから逆算して今を生きましょうという言葉に出くわします。

個人的には人知れずひっそりと死にたいのですが、それはさておき。
死という一時点については触れるのに、その先は？え、死で終わりなのですか？と思うことがあります💦

実際に「死で終わり」なのかもしれませんが、古今東西なぜか「死後」についていろいろ考えていたりします。

そこで、真のゴール？として死後をどう捉えるのか？についてちょっと考えてみました☺️
こんなこと気になる人はいないと思いますが😅、ご興味ある方は読み進めていただければ幸いです。

一神教の世界では天国か地獄か

一代限りの人生観

いわゆる死生観についてというわけですが、有名なのは一神教（ユダヤ教・キリスト教・イスラム教）の死生観ですよね。

いわゆる「天国か地獄か」という視点です。
人は死ぬと信仰を持つ善人が天国に行き、そうでない人は地獄に落ちる。

一神教では、唯一の神が全ての創造物の根源であり、人間を含む被造物すべてを統治していると考えていますよね。
神自体は永遠不変の存在で、死を超越した存在と考えられています。

少し詳しく見ていくと、ユダヤ教では、人間の魂は肉体から離れて天国に行くと考えられています。
善良な者は永遠の命を得られ、悪人は裁きを受けるとされています。

キリスト教では、イエス・キリストの復活を信じ、死後の永遠の命を得られると考えられています。
天国ではイエスとともに永遠の命を得て過ごせる、一方で地獄は悪人の行く場所とされています。

イスラム教では、現世での行いによって天国か地獄かに行くと考えられています。
天国では神と共に永遠の命を送ることができ、地獄では永遠の苦しみを受けると教えられています。

多少のバリエーションはあるものの、一神教の死生観は、神を中心とした永遠の命の有無によって分かれており、善悪の行いによって天国か地獄かに行くと考えられています。

それと一代限り、個人が天国に行くか地獄に行くかに焦点があたっていて、良くも悪くも「個人主義」な印象です☺️

生まれ変わる？来世はある？

人間→神仏になるパターンも

一神教の考え方から一転、多神教の世界になると天国or地獄ではなくて、「生まれ変わる（輪廻転生）」という選択肢が出てきたりします。

例えば、ヒンドゥ教では、永遠不滅の魂(＝アートマン)が肉体から肉体へと転生を繰り返すと考えられています。
良い行いをした者は良い境遇に生まれ変わり、悪い行いをした者は下等生物等に生まれ変わるとされます。
いわゆる来世が存在するという考え方でもありますね。

良い境遇に産まれ続けた先に、究極的にアートマンはブラフマンという絶対的な宇宙の根源と一体化し、永遠の平穏を得るといった考えです。

仏教ももともとはそんな感じで、苦しみのない永遠の境地ニルヴァーナ(涅槃)を目指します。（初期の仏教は神仏の存在は否定しています）
煩悩から解放された者は、生死の輪廻から抜け出すことができ、涅槃の境地に辿り着いて平穏を得るとしています。

つまり、生まれ変わるという過程が加わってくることと、一神教では神と説明されるところがもっと抽象的な概念になっている感じです。

中国の道教では、死後の世界に九つの地獄があり、その中を移動していくとされています（九幽経の教え）。
最終的には仙人になることが理想（＝神仙思想）とされます。

そして極東の国日本にまでくると、自然の中に八百万の神はいるわ、人間は死ぬと世間をちょっと彷徨って山や川などに落ち着きつつ、子孫たちを見守ってくれているので祖先崇拝するわ、最終的に祖霊は時間をかけて神上がりしたり、靖国神社のように英霊になったりで、なんだかとってもハイブリッドな死生観が生み出されることに…もうカオスですね😅