一般的に子どもにかかるお金はトータルでいくらか?
こんにちは、Sayaです。
やはり、子どもができると気になるのは子どもにかかるお金について。
そもそも最近は、「子どもにはお金がかかるから」という理由で子どもを持つことをためらったりする人も多いようです。
確かに不安ですよね…途中で足りなくなっちゃった!なんて死活問題ですしね😅
私もそういう風に思っていた頃がありました。
でも、ある意味授かり物の子どもを持たない理由が本当にお金だけなら、諦めるのはもったいないというかなんというか…
そもそも実際いくらあればいいのよ?とはたと思ったわけです。
教育費がかかるのは分かっているけれど、結局トータルですよね、トータル。
ということで、一度しっかりとどのくらい必要なのかを調べてみました。
子どもにかかるお金が気になる方の参考になれば幸いです⭐️
子どもにかかるお金とは?
主に養育費と教育費に分かれる
そもそも、子どもにかかるお金って何があるの?って話ですよね。
よく教育費について触れていることは多いけど、それ以外もあるんじゃないの?
当然ですよね、子どもにかかるお金は教育費だけではありません。
ご飯を食べさせたり、洋服を着ない日はないですし、いろんなところにお出かけしたり…
つまり、教育費以外、子育てには養育費がかかることになります☺️
子育てにかかる費用として、主に養育費と教育費、この2つを考えないことには、生活が立ち行かなくなります。
まずはこの2つについて分けて考えてみましょうか✨
子どもにかかる養育費はいくら?
やっぱり低年齢のうちが少なくて済む
さて、まずは「子どもを食べさせたりするのにいくらかかるのか?」を考えていきます。
これについては、ネット上ですでにいろんな媒体から検討したものが出ています。
個人的に分かりやすくかったのはこちらの記事です。
具体的に0歳〜22歳まで子ども1人を育てるのにかかる費用を提示してくれています。
多くの媒体でベースとされているのが、平成21年度「インターネットによる子育て費用に関する調査」でした🔬。
元ソースはこちら。
10年以上前のものですが、詳細な内容なので、今回もこのデータを参考に、だいたいの試算をしていきたいと思います。
平成21年度「インターネットによる子育て費用に関する調査」は、0歳〜15歳までの第1子を持つ家庭に調査していて、内閣府の方から調査結果の要点も発表されています。
概要は以下の通りです。
- 子育て費用がかかるのは、調査範囲内では中学生のうち。(未就学児の1.5倍)
- 年齢・学年で変動が大きいのは、「習い事の月謝」と「学習塾費用」
- 家計負担の高い家庭は、「中学生の教育費」と「未就学児の保育費」
- 地域別だと東京23区が突出して高い
- 最も優先したい使い道としては、「子どもの将来のための貯蓄」
ここからデータを見ていきますが、養育費として計上されている項目は以下の通りです。
A. 衣服・服飾雑貨費
B. 食費
C. 生活用品費
D. 医療費
E. 保育費
F. 学校教育費
G. 学校外教育費(学習塾費用など)
H. 学校外活動費(習い事費用など)
I. 子どもの携帯電話代
J. おこづかい
K. 祝い行事関係費
L. 子どものための預貯金・保険
M. レジャー・旅行費
こうしてみると、いろんな項目がありますね。
では、ここから「就学区分別、年齢・学年別にみた年間子育て費用額」を見ていきます。
- 未就学児(未就園児)では一人当たり 843,225 円
- 未就学児(保育所・幼稚園児)では一人当たり 1,216,547 円(未就学児より約 37 万円多い)
- 小学生は一人当たり 1,153,541 円(このうち、学校教育費は105,243円)
- 中学生では一人当たり 1,555,567 円(小学生より約 40 万 円多く、学校教育費は274,109円)
保育料がかからなくなると、小学生の間は少し費用が下がる傾向にあり、中学生になれると教育費がかなりかかってくる模様。
高校生・大学生にかかる費用は調査報告にないのですが、ひとまず自宅から通ってくれると仮定し、多少食費やおこづかいなどが増えてくることを考えると、養育費だけなら150万円/年くらいで概算してみてもよさそうです。
では、保育園5年、小学校6年、中学校3年、高校3年、大学4年に行く、その間自宅通園・通学と仮定すると養育費は以下の通りになります。
1,216,547円×5年+1,048,298円×6年+1,281,458円×3年+1,500,000円×7年=26,716,897円
約2670万円ほどかかることに…
いやしかし、我が家子ども2人だけどそんなにかかっているか?と思うと、各種助成金や医療費や保育料の無償化を考えるとそこまでかかっていなさそうです。
また、養育費はその都度都度出ていくものなので、例えば保育園児に年間120万円ほどかかっているといっても、ひと月に直せば10万円ということですね。(何度もいいますが、無償化の恩恵などを考慮すると月10万円もかからないです、こういう数字って結構盛ってる気もしちゃいますよね💦)
それに貯蓄なども入っているので、生活費としてはもっと少ないのではないでしょうか。
このあたりはもう少し深掘りする必要がありますね。
これについてはまた別記事で詳しく検討してみますね☺️
子どもにかかる教育費はいくら?
公立や私立か?塾や習い事などの頻度にもよる
さて、頑張って養育費を計算してみたので、もう一踏ん張り、教育費についても考えてみましょうか😆
保育費はすでに養育費に入っているとして、小学校・中学校・高校・大学の教育費をみていきます。
ここからは公立か私立かで大きく変わってくるところですね。
教育費についても、いろんな媒体で紹介されているので、ちょっと調べれば色々出てきます。
このあたりを軸に、ちょっと試算を出してみますね。
元のソースは、文部科学省から出ている令和3年度「子供の学習費調査」です。
今回は、学校外活動費は養育費部分とかぶるので、小学校と中学校は学校教育費と学校給食費を参考とします。高校は学校外活動費も含めて計算してみますね。
あとは公立と私立でそれぞれ違うので、そのあたりをデータとして抽出すると…
小学校
公立の場合・・・104,984円
私立の場合・・・1,006,152円
中学校
公立の場合・・・170,019円
私立の場合・・・1,068,577円
高校
公立の場合・・・512,971円
私立の場合・・・1,054,444円
なるほど、小学校・中学校の義務教育期間は、公立と私立だと桁が変わってしまうほどですが、高校になるとだいたい私立の半分の値段で公立には通えるといった感じですね。
大学も本当に学費はピンキリでしょうし、留学や大学院などの費用を考えることになると、一概に言えなくなってきますが、ひとまず一般的に言われているデータで考えてみます。
元ソースは令和3年度日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」からです。
先ほど4年間自宅から通ってくれることを前提としましたので、そのように大学も自宅からの場合の数値を出しますね。
大学の入学費用
国公立大学の入学費用・・・67.2万円
私立大学の入学費用・・・文系で81.8万円、理系で88.8万円
大学の在学費用
国公立大学の場合・・・103.5万円
私立文系の場合・・・152.0万円
私立理系の場合・・・183.2万円
あとは、子どもがどういった将来を進むかにかかってくるわけですね💦
まぁ、あくまでも一般的な括りで試算してみます。
例えば、小学校は公立、中学・高校は中高一貫、大学はなんだかんだで私立文系みたい感じだと…
104,984円×6年+1,068,577円×3年+1,054,444円×3年+1520,000円×4年=13,078,967円
およそ1300万円ですか…
養育費と合わせるとおよそ4,000万円…
でもこれも22年間で用意すればいいとすると、そこまで心配することないような?
オール公立なら、もっと教育費自体はかからないし、私立高校無償化なども始まっていますし…
でも教育費は、どのルートをとるかによって大きく変わってきそうだし、途中での方向転換が難しいと思うので、これこそ考えどころな気がしますね。
インフレも気になる分野ですし、大学院や留学費用などを考慮すると、青天井と言われるだけはある気がします😅
教育費についても、また別記事でしっかりまとめていきたいなと思いました。
ただ、とにかく、いきなり子どもを持つ=「子どもが生まれるまでに5,000万円がいる」なんてことはないんですよね。
本当に本当にお金がないだけが理由ってことなら、ちょっと冷静に数字化してみては?って気持ちにはなる結果でしたでしょうか。
ま、私もお金の不安とは常に向き合いながら子育てしつつ生きてますので、心配するなとか絶対言いませんし、言えませんけどもw
参考になるデータはあったりするので、そういうのを見て、いろいろ考えてみても良いかと思います。
ぜひご参考までに☺️
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。